プロバイダーとは?役割や選び方を初心者向けに解説!


更新日:2023/05/19

光回線

プロバイダーとは?役割や選び方を初心者向けに解説!

プロバイダーとは?役割や選び方を初心者向けに解説!

自宅で固定回線を使ってインターネットを利用するときには、プロバイダーと回線の2つの契約が必要です。

本記事では、プロバイダーの役割や選び方を初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

プロバイダーとは?

プロバイダーとは、回線とインターネットをつなげる接続事業者のことをいいます。

光回線などを提供する回線事業者と契約するだけでは、インターネットにつなぐことはできません。インターネットを利用するには、必ずプロバイダーとの契約が必要です。

プロバイダー事業者は日本国内だけでも多数存在しており、サービスによってはメールアドレスやセキュリティーサービスの提供も行っています。

もちろん月額料金もプロバイダーによって変わります。個人のニーズに合わせて自分に合った事業者の選択が重要です。

回線事業者とは?

一方、回線事業者とは、インターネットの回線を提供している事業者のことをいいます。

インターネットの回線には、光回線をはじめとした以下のような種類があります。

光回線 光ファイバーを用いた固定回線。最大通信速度が速く、安定性の高い通信が可能。
モバイル回線 スマートフォンやホームルーターなどで利用される無線回線。電波状況によって通信が不安定になる可能性がある。
CATV回線 ケーブルテレビ事業者が提供している固定回線。専門チャンネルの視聴とインターネット契約をセットにできる。

これらのなかで、自宅での利用に人気なのは回線速度が速い光回線です。

近年は動画のダウンロード視聴やSNSを楽しむインターネット利用者も増えてきています。そのため、複数人で同時に利用しても安定した高速通信が期待できる光回線を選ぶ方も多いでしょう。

プロバイダーと回線事業者の契約が一体化されている場合もある

事業者のなかには、プロバイダーと回線の契約を一体化してサービスを提供しているところも存在します。

プロバイダーと回線が一体となっている場合、分かれている場合と比べて月額料金がまとめて請求されるため、支払いの手間が省けます。

また、トラブルが起こった際の問い合わせ先もまとまり、どちらに問い合わせればよいかわからないといった事態も起こらないでしょう。

例えば、eo光であれば回線とプロバイダーの契約がセットになっており、回線も独自のものが使用されています。

支払いや問い合わせ先が一本化されるだけでなく、独自回線によって利用者が増えた場合の回線増強も迅速に対応することができるため、快適にインターネットを利用できます。

現在契約しているプロバイダーがわからないときはどうすればいい?

続いて、プロバイダーや回線を乗り換える際や、現在支払っている通信費の確認をしたいとき、プロバイダーの契約内容を調べる方法を解説します。

方法は以下の3つです。

  • 契約書類を探す
  • 毎月の請求書を確認する
  • メールアドレスの@以降を確認する

契約書類を探す

プロバイダーを契約したときの契約書類を保管している場合は、内容を確認してみましょう。

最新の契約書類であれば、現在発生している月額料金や契約期間がわかる場合が多いです。

ただ、過去に乗り換えをしている場合は、古い契約書類の可能性もあります。

見つかった契約書類の契約日時だけでなく、毎月引き落とされている金額が書類の内容と合っているかや、のちほど解説するメールアドレスの@以降の文字なども参照してみると安心です。

毎月の請求書を確認する

毎月の請求書が確認できる状態であれば、請求書の欄に現在契約しているプロバイダーが記載されている可能性があります。

もしくは、回線の請求書とセットでプロバイダーの請求が記載されている場合もあります。

回線の請求書は、一見プロバイダー事業者とは関係ないように見えるので、見落とす方も多いです。今一度、記載されている項目を1行ずつ確認してみましょう。

メールアドレスの@以降を確認する

現在パソコンで利用しているメールアドレスがプロバイダーから払い出されたものの場合、@の後ろの文字がプロバイダーに関係している可能性が高いです。

もしPCメールを利用していない方でも、メールソフトを開くとメールアドレスのみ登録されていることもあります。

契約書類も請求書も見当たらない場合は、まずパソコンのメールソフトを開いて、プロバイダーに関するメールアドレスがないか確認してみてください。

ただ、過去にプロバイダーを乗り換えた記憶があっても、メールアドレスを変えた記憶はないという方もいるでしょう。この場合は、メールアドレス単独の月額料金を支払い、引き継いで利用している可能性があります。

念のため、メールアドレスに関連するプロバイダー事業者に問い合わせて、契約内容を確認しておくと安心です。

損しないプロバイダーと回線の選び方

プロバイダー事業者は多数存在するため、どの事業者と契約すればよいかわからない方も多いでしょう。

この章では、損しないプロバイダー・回線の選び方について以下の4つを紹介します。

  • 通信速度
  • 月額料金
  • プロバイダーと回線が一体化されているかどうか
  • キャンペーン

通信速度

まず、プロバイダーを選ぶ前に、どの回線を利用するかを決めましょう。

高速な通信を利用したいのであれば、最大通信速度が速い回線を選ぶ必要があります。

例えば、光回線であれば最大通信速度が1Gbpsと高速なものが多く、通信の安定性も期待できます。

しかし、CATV回線の場合は、最大通信速度が160〜320Mbps(0.32Gbps)のプランが多く、光回線の3分の1程度しかありません。

※一部のCATV回線では光回線を借りて戸建て限定の1Gbpsコースを提供しているところもあります。

また、実際の利用者が速度計測した数値を調べたり、評判を確かめることも大切です。

みんなのネット回線速度などのサービスを利用して、速度比較をしてから回線を選ぶのも1つの手です。

例えば、eo光の実測値のランキングは、情報があるすべての光回線のなかで3位です。

引用:みんなのネット回線速度「光回線の通信速度ランキング」より(2023年4月25日時点のランキング)

月額料金

プロバイダーごとに月額料金は異なります。

また、基本料金だけでなく、セキュリティーやホームページのドメインなど、オプションサービスの料金もさまざまです。

もし回線とプロバイダー契約が分かれている場合は、合算した料金で比較する必要があります。

その点、回線とプロバイダーが一体化している場合は、比較も容易です。

プロバイダーと回線が一体化されているかどうか

プロバイダーを選ぶ際は、回線と一体化しているかどうかも大きなポイントとなります。

もし契約が分かれている場合、支払いが2つに分かれているため管理が難しく、インターネットでトラブルが起きた際にどちらに問い合わせしたらよいかもわかりにくくなります。

また、一体化している事業者の中でも、独自回線でサービス提供している事業者を選べば、通信品質面でも期待できます。

例えば、eo光であれば、プロバイダーと回線がセットになっており、回線には独自回線が使用されています。

独自回線の場合は、利用者の増加に応じて回線の増強を自社で判断し、実施する事ができるため、混雑し辛く快適にインターネットを利用できる可能性が高いです。

キャンペーン

プロバイダーや回線を選ぶ際は、契約時のキャンペーンもみておきましょう。

回線やプロバイダーによっては、キャッシュバックキャンペーンや他社違約金補填など強力なキャンペーンをおこなっている事業者もあります。

特に、回線の乗り換えをともなう場合は、工事費の残債や解約金が多くかかる事業者もあるので、違約金補填のキャンペーンを重視しましょう。

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