インターネットは私たちの生活にとって欠かせないツールであり、その中心となるのがWi-Fiです。

しかし、「Wi-Fiを導入するにあたり工事は必要なの？」「必要な場合にどのような工事が必要なの？」と疑問に感じている方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、Wi-Fiの利用に必要な回線と工事の要否について詳しく解説していきます。

Wi-Fiを利用するにあたって、工事が必要な回線と不要な回線をそれぞれ整理し、メリット・デメリットもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

皆さんのWi-Fi導入がスムーズにおこなえるよう活用いただければ幸いです。

Wi-Fi工事とは？

Wi-Fi工事とは、文字通りWi-Fiを利用するうえで必要な工事のことですが、ここでは自宅でWi-Fiを利用する際にはどのような工事が必要となるのか、解説していきます。

光回線やケーブルテレビなどの回線にWi-Fiを繋げて利用する場合は、これらの固定回線の開通工事をおこなう場合があります（工事不要で使えるWi-Fiサービスも次章でご紹介します）。

戸建てとマンションで実施する工事内容は異なりますが、例えば戸建てでの光回線の場合は、自宅近くの電柱から光ファイバーケーブルを引き込み、宅内にONUと呼ばれる機器を設置します。

工事内容の詳細や費用、かかる時間などは、以下の記事で解説しています。開通工事の立ち合いが必要なケースと不要なケースもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事：光回線工事の内容・費用・日数・準備すべきことを一挙に解説！

Wi-Fi利用に必要な回線と工事の要否

前述したとおり、自宅でWi-Fiを利用する際に、工事が必要なインターネット回線と不要なものがあります。

各サービスの特徴と工事の要否をまとめたのが、以下の表です。

それぞれの特徴を確認していきましょう。

光回線+無線ルーター

光回線は、光ファイバーケーブルを使った固定回線サービスです。現在のインターネット回線の主流で、多くの会社がサービスを取り扱っています。

開通工事は必要ですが、高速通信や通信の安定性がメリットとなっています。

開通後、無線ルーターという機器を設置することでWi-Fiが利用できるようになります。無線ルーターは自分で選んで購入することもできますが、事業者によっては月々数百円でレンタルできる場合もあります。

なお関西圏で光ファイバーのインターネットサービスを展開しているeo光では、無線ルーターのレンタルサービスを月額105円（税込）で提供しています。

さらにeo光ネットと同時お申し込みでこの月額料金が12カ月無料になるキャンペーンを開催中※です。

※キャンペーンの内容は予告なく終了および内容を変更する場合がございます。

ケーブルテレビ+無線ルーター

ケーブルテレビは、テレビと同じ同軸ケーブルを使用した固定回線サービスです。

光ファイバーケーブルと同軸ケーブルを組み合わせた光ハイブリッド型や光ファイバーケーブルによる光回線方式のサービスを取り扱う事業者もあります。

日本各地にケーブルテレビ事業者があり、月額料金や通信速度などのプランも異なります。光回線が開通せずにケーブルテレビのみ利用できる地域も存在します。

「光回線+無線ルーター」と同様に、Wi-Fiを利用するには開通工事や無線ルーターの設置は欠かせません。

モバイルWi-Fiルーター

モバイルWi-Fiルーターは、SIMカードを挿すことで、モバイル回線を利用してインターネットに接続できる手のひらサイズの機器です。パソコンやスマートフォンをWi-Fiで接続できます。

この機器の一番の魅力はその携帯性で、内蔵された充電機能により、外出先に持ち出すことができます。

また開通工事が一切不要なため、転居の頻度が高い方やすぐにインターネット接続が必要な方にとって便利なサービスといえるでしょう。

ホームルーター

ホームルーターは、SIMカードを挿すことで、モバイル回線を利用してインターネットに接続できるサービスです。

一般的に円柱や立方体の機器で、充電機能はなくコンセントに挿しながら使う必要があるため、基本的に自宅内で使うサービスだといえるでしょう。

1日中インターネット接続が必要な方や、家族全員が同時に接続するような状況に対応する家庭には向いています。開通工事も不要なので、すぐにインターネット環境が欲しい方にもおすすめです。

賃貸向け無料インターネット

賃貸向け無料インターネットとは、主にマンションなどの賃貸物件に導入されている無料インターネットのことです。

通常、インターネット回線の利用には開通工事が必要となりますが、賃貸向け無料インターネットが設置された物件では、その工事はすでに完了しています。最近の新築賃貸マンションでは、このタイプが増えています。

このサービスにより、入居者はすぐにインターネットに接続することが可能です。月額料金はかかりませんが、共益費などに組み込まれているのが一般的です。

Wi-Fi利用のためには通常無線ルーターの準備が必要ですが、物件によっては初めから利用可能な場合もあります

物件が賃貸向け無料インターネットを提供しているかどうかは、不動産会社に確認しましょう。Wi-Fi設備があっても、無線ルーターを自身で用意する必要もあるため、チェックしてください。

テザリング

テザリングは、スマートフォンの通信機能を使ってパソコンやタブレットなどをインターネット回線に接続する機能です。

テザリング機能付きのスマートフォンさえあれば、簡単にインターネットに接続できます。

言い換えると、スマートフォンをモバイルWi-Fiの代わりに使用できるわけです。

ただし、毎月のデータ通信量を使う仕組みのため、プランによっては月額料金が上がってしまう場合があります。

また、スマートフォンのキャリアや契約プランによっては、テザリング利用が有料であったり、オプション契約が必要な場合もあったりします。

次章からは、工事が必要なWi-Fiと、不要なWi-Fiのメリット・デメリットについて整理していきましょう。

工事が必要なWi-Fiのメリット・デメリット

工事が必要なWi-Fiのメリット・デメリットは次のようになります。

それぞれの詳細は以下のとおりです。

光回線+無線ルーター

光回線+無線ルーターのメリットは、通信速度が速く安定しやすい点です。一般的な光回線の通信速度は上下1Gbpsですが、5Gbpsや10Gbpsのサービスを取り扱っている事業者もあります。

Wi-Fi利用だけでなく有線接続も選択できるのもメリットです。通信環境を安定させる意味では、有線接続の方が向いています。

また、入会時のキャンペーンが充実しているのもポイントです。キャッシュバックや他社違約金補填、月額料金の値引きなど、おトクに加入できる場合があるでしょう。

一方、デメリットは開通工事が必要な点です。

開通工事に時間がかかり、繁忙期には1～2カ月待つ可能性があるうえ、工事当日に立ち合いもしなければなりません。

また、解約時にかかる費用が高額になりやすいです。最近では違約金が以前より少なく設定されていますが、短期解約してしまうと、工事費の残債が数万円単位で一括請求されてしまいます。

ただし、関西圏で利用できる「eo光」では他社から乗り換える場合に、違約金・撤去費用を最大60,000円まで補填しています。

サービスページ：eo光 違約金補填キャンペーン

※キャンペーンの内容は予告なく終了および内容を変更する場合がございます。

ケーブルテレビ+無線ルーター

ケーブルテレビ+無線ルーターのメリットは、テレビとセットにするとCS放送や地域の番組を視聴できる点です。ほかのCS放送のサービスに入るよりも、ケーブルテレビでまとめて加入した方がおトクに利用できます。

ケーブルテレビは各地域によって事業者が異なり、地元密着型のサービスを提供する傾向があります。

デメリットは、光回線の通信速度よりは遅くなる場合があり、テレビサービスに加入しないと月額料金が安くなりにくい点です。

地域によって加入できるケーブルテレビが決まっているため、好きな事業者を選べない可能性があり、選択肢が限られる点も考慮する必要があります。

また、光回線同様に工事が必要です。開通に時間がかかるうえ、工事当日の立ち合いも必須となることを覚えておきましょう。

工事不要のWi-Fiのメリット・デメリット

工事が不要なWi-Fiのメリット・デメリットは次のようになります。

順番に見ていきましょう。

モバイルWi-Fiルーター

モバイルWi-Fiルーターのメリットは、SIMと機器さえあればすぐに使える点や、持ち運びができる点にあります。

開通工事をせずに利用できるため、引越し先に持っていけばすぐに利用が可能です。月額料金は4,000円弱と固定回線よりは少し安く設定されています。

一方、デメリットは通信環境です。

基地局間の電波による通信を行うため、固定回線に比べて接続が不安定になりやすく、速度が遅くなりやすい場合があります。

また、契約期間の縛りにより、更新月以外に解約した場合は解約金や違約金が発生する場合があります。

ホームルーター

ホームルーターのメリットは、モバイルWi-Fi同様に工事が不要で、SIMと機器さえあればインターネットに接続できる点です。

モバイルWi-Fiよりは電波が強いため、家族や同居人と共同で使用しても接続が不安定になりにくいです。

また、自宅内のコンセントがある場所であれば、好きなところに設置できます。

一方デメリットは、外に持ち出せない制約がある点です。

住所変更をすれば引越し先でも使えますが、契約期間の縛りにより、更新月以外に解約した場合は解約金や違約金が発生したり、機器代金の残債支払いで短期で解約すると高額請求が発生する場合があります。

賃貸向け無料インターネット

賃貸向け無線ルーターのメリットは、入居後すぐにインターネット回線を使える点です。契約期間も基本的にないため、引越しの頻度が多い方も安心して利用できます。

このインターネットサービスの費用は、主に共益費などに組み込まれていますが、個別に契約するよりはリーズナブルとなります。

一方でデメリットは、共用のためほかの居住者がインターネット回線を同時に利用すると接続しにくくなってしまう点です。

平日夜や土日は利用者が増えていき、どうしてもつながりが悪くなってしまいます。

また、無料インターネットの設備が導入されている物件は、希望する光回線やケーブルテレビを利用できない場合があるので注意しましょう。

テザリング

テザリングのメリットは、スマートフォンがあればすぐに使える手軽さがある点です。スマートフォン1台でインターネット接続が可能なため、別途機器の導入や設定が不要となります。

一方デメリットは、データ通信量が増えてしまうとスマートフォンの月額料金が上がってしまうリスクがある点です。使いすぎると速度制限がかかる場合もあります。

また、テザリングをおこなうとスマートフォンの電池消費が激しくなり、バッテリーの劣化が早まってしまうため、適度な利用にとどめましょう。

それぞれのWi-Fiサービスはどんな方に向いている？

「工事が必要なWi-Fi」と「不要なWi-Fi」のメリット・デメリットをそれぞれまとめましたが、どのような場合にどのサービスがおすすめなのか？という点についてもお伝えします。

まとめると以下のとおりです。

• 光回線+無線ルーターは速くて安定したWi-Fi環境を導入したい方方
• ケーブルテレビ+無線ルーターは利用したいケーブルテレビがある方
• モバイルWi-Fiルーターは外出先でもWi-Fiを利用したい方
• ホームルーターは自宅で手軽にWi-Fi環境を導入したい方
• 賃貸向け無料インターネットはすでに設備が整っている賃貸物件に住む方
• テザリングはスマートフォンのデータ通信量が十分にある方

特に、インターネット回線の速度や安定性を重視する方は光回線が向いています。

開通工事は必要ですが、光回線サービスでは工事費無料や違約金補填などのキャンペーンが提供されている場合が多いため、おトクに加入可能です。

光回線サービスの場合、短期解約すると違約金が発生する場合がありますが、長期間利用する予定であれば問題ありません。

eo光ネットには、工事費無料や他社違約金を補填するキャンペーンがあるため、安心して乗り換えができます。

詳細なキャンペーン情報は以下を参考にしてください。

サービスページ：eo光のキャンペーンページ

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eo光は関西2府4県（大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県）すべてに、超高速10ギガと5ギガコースを提供しています（サービス提供中の市町村であっても、一部利用できないエリアがあります）。

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サービス詳細は、以下を参考にしてください。

サービスページ：eo光の公式ページ